3. 金融資産運用
📍 金融資産運用:学習トピック一覧
① 主な経済・景気の指数(GDP・日銀短観など) 開く/閉じる ↕
国の経済が今どんな状態なのか、これから良くなるのか悪くなるのかを測るための「モノサシ(指数)」たちです。代表的なものをギュッとまとめました!
📊 GDP(国内総生産) & 経済成長率
国内で生産された財やサービスの「付加価値(もうけ)」の合計額。内閣府が年4回発表します。
⚠️ 日本企業が海外の工場などで生産したものは含まれません。
- 名目GDP:物価の変動(値上がり・値下がり)を考慮せず、実際にその時に取引された金額。
- 実質GDP:名目GDPから物価変動の影響を取り除いた金額。
- 経済成長率:一国の経済規模の1年間における成長率のこと。FP試験では「一般的には実質GDPの伸び率をいう」という点が重要です!
💡 私なりの覚え方(お買い物に例えると)
スーパーのレシートをイメージすると、名目と実質の違いがすんなり納得できます!🛒
| 名目GDP: | とりあえず「レシートの合計金額」だけ見て、「わぁ、今月はたくさんお買い物したな〜」と思う人 |
| 実質GDP: | 「ちょっと待って、これ物価が高くなっているだけで、買ったお肉や野菜の量自体は変わってなくない?」ってツッコむ賢い主婦の人 |
🏢 日銀短観 & マネーストック統計
日銀短観(全国企業短期経済観測調査):
日本銀行が年4回、全国の民間企業を対象に行うアンケート調査です。景気が良いか悪いかを企業に直接聞いちゃいます。
マネーストック統計:
法人や個人などが保有する通貨量の残高(日本銀行が毎月発表)。現金や預金など、すぐ決済に使えるお金を指します。
⚠️ 投資信託や国債・社債はマネーストックには含まれません。
💡 私なりの覚え方
| 日銀短観: | 社長さんたちに「最近儲かってる?」と直接聞くホンネ調査! |
| マネーストック: | 「今お財布や銀行に、すぐ使えるお金いくらある?」って確認するイメージ! |
💸 物価指数
総合的な物価水準を指数で表したもの。試験対策としては「だれが」「だれ向けに」発表しているかの違いをしっかり整理しましょう!
| 種類 | 発表する場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 消費者物価指数 | 総務省(毎月) | 私たち消費者が普段お店で買うモノやサービスの価格の動き。 |
| 企業物価指数 | 日本銀行(毎月) | 企業の間で取引される原材料などの価格。為替や原油価格の影響をダイレクトに受けるため、消費者物価より変動が激しい! |
📈 景気動向指数
景気の現状や将来の動きを予測するための指標で、内閣府が毎月発表します。現在は量的な動きが分かる「CI」を中心に発表されています。
- CI(コンポジット・インデックス):景気変動の「大きさ」や「テンポ(速度)」が量的にわかるもの。
- DI(ディフュージョン・インデックス):景気が各分野にどれくらい浸透しているかという「波及度(方向性)」がわかるもの。
| 分類 | 特徴 | 具体例 |
|---|---|---|
| 先行系列 | 景気に先行して動く | 東証株価指数(TOPIX)、新規求人数など |
| 一致系列 | 景気とほぼ同時に動く | 有効求人倍率、鉱工業生産指数など ※景気の現状を判断する主役です! |
| 遅行系列 | 景気に遅れて動く | 家計消費支出、消費者物価指数、完全失業率など |
💡 私なりの覚え方(雨と傘の例え☔)
お天気に例えると、この3つの違いがパッとイメージできるようになります!
| 先行: | 未来の予報。「空が曇ってきたから傘を持おう」とする段階(株価など) |
| 一致: | 今の現実。「雨がザーザー降っているから今まさに傘をさす」段階(有効求人倍率など) |
| 遅行: | 少し後。「すっかり雨がやんだ後に、まだ傘をさしたまま歩いている」段階(完全失業率など) |
② 景気とその影響、金融の基本(金利・為替・日銀の政策) 開く/閉じる ↕
🔄 景気サイクルと金利・為替の関係
景気は「不景気 → 拡大 → 好景気 → 下降」という4つのサイクルを繰り返しています。これに連動して動く金利や物価の流れを整理しましょう。
👛 インフレとデフレ
-
インフレ(物価上昇):お金の価値が下がる。
「レジでの支払いが増えて、お財布が寂しくなる😢」状態 -
デフレ(物価下落):お金の価値が上がる。
「同じ金額でも前よりたくさん買える😊」状態
🔗 景気・金利・為替のつながり
| 景気が上がると…… | 金利 ⤴、株価 ⤴ |
| 景気が下がると…… | 金利 ⤵、株価 ⤵ |
| インフレの時は…… | 金利 ⤴ |
| 円安になると…… | 金利 ⤴ |
| 円高になると…… | 金利 ⤵ |
🏛️ 金融市場と国債
お金を貸したい人と借りたい人が集まる「市場」と、国の借用証書である「国債」について整理しました。
🏦 金融市場の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 短期市場 | 1年未満の貸し借り。 (金融機関のみのインターバンク市場、企業もOKのオープン市場など) |
| 長期市場 | 1年以上の貸し借り。 (国債や株式などの証券市場) |
💡 私なりの覚え方:国債
🇯🇵 国債 = 国の借用証書
国が責任を持って利子と元本を返してくれる、最強の「安心・安全」チケット!
公共事業や社会保障などの大切な財源になります。
📢 日本銀行による金融政策
世の中に出回るお金の量を、日本銀行がコントロールする仕組み。
📢 公開市場操作(オペレーション)
💸 買いオペレーション(買いオペ)(金融緩和)
日銀がお金をバラまくモード!
日銀が国債を買う ➔ 銀行にお金が届く ➔ 世の中にお金が増える ➔ 景気↑ 金利↓
📦 売りオペレーション(売りオペ)(金融引き締め)
日銀がお金を回収するモード!
日銀が国債を売る ➔ 銀行からお金を吸い上げる ➔ 世の中のお金が減る ➔ 景気↓ 金利↑
今は「公開市場操作」が主役で、預金準備率操作は何十年も眠っている「伝説の武器」みたいなイメージでしょうか😊
③ お金のセーフティネットと守りの法律 開く/閉じる ↕
万が一、金融機関が破綻した時や、強引な勧誘にあった時に私たちを守ってくれる仕組みをまとめました。
🏦 預金保険制度(ペイオフ)
銀行が倒産しても、預金を守ってくれる制度。対象は国内の銀行など。
- 全額保護:当座預金や利息のつかない決済用預金。
- 1,000万円まで:定期預金や普通の利息がつく預金(+その利息)。
💹 日本投資者保護基金
証券会社が破綻して、預けていた株やお金を返せなくなった時、1人につき1,000万円まで補償してくれます。
🛡️ 私たちを守る関連法規
| 金融サービス提供法 | 「重要事項を説明しなさい!」という法律。説明不足で損をさせたら業者に賠償責任。 |
| 消費者契約法 | 「不適切な勧誘はNG!」という法律。ウソや強引な契約は取り消せます。 |
| 金融商品取引法 | 投資家を公平に守るルール。ズル(インサイダー)禁止や適合性の原則など。
|
⚖️ 金融ADR制度
金融機関とのトラブルを、業界ごとに設置された指定紛争解決機関(金融ADR機関)で、裁判以外の方法で公平・中立に解決するための制度です。
- メリット:裁判よりも手続きが簡単で、解決が早い!原則無料。
- 安心ポイント:専門の「指定紛争解決機関」が間に入ってくれます。
🛡️ お金の守りとルール:超速暗記リスト
| 困った! | 制度・法律名 / ポイント |
|---|---|
| 🚩 銀行倒産 |
預金保険制度 利息あり預金は1,000万円まで。外貨は×。 |
| 🚩 証券会社倒産 |
投資者保護基金 顧客資産を1人につき1,000万円まで。 |
| 🚩 説明不足 |
金融サービス提供法 損をさせたら損害賠償を請求! |
| 🚩 だまされた |
消費者契約法 ウソや強引な契約は取り消せる! |
| 🚩 投資ズル |
金融商品取引法 適合性の原則(客に合う商品を売れ!)。 |
| 🚩 裁判外解決 |
金融ADR制度 話し合いでスピーディに解決! |
「説明不足は賠償」「だまされたら取消」の違いが、試験でよく入れ替わって出るから要注意。
④ 貯蓄型金融商品の基本と利回り、種類 開く/閉じる ↕
「預金」の選び方で大切になる利息のつき方と、運用効率を表す「利回り」についてまとめました。
🔗 利息のつき方(単利と複利)
● 単利(たんり):元本だけに利息がつく
● 複利(ふくり):元本+利息に、次の利息がつく
💡 私なりの覚え方(働く人に例えると)
単利:「本人だけ」がずっと働き続ける感じ。
複利:「本人」に加えて「子ども」や「孫」も一緒に働き出す感じ。人数が増えるから、貯まるスピードもどんどん加速します!🚀
📈 利回り(りまわり)の計算
投資した元本に対して、1年あたりどれくらいの収益(利息+売却損益)があったかを表します。
利回り(%)の基本式
( 1年あたりの収益 ÷ 投資元本 ) × 100
・利率:元本に対して毎年支払われる「利息」の割合。
・利回り:利息だけでなく、値上がり益(売却益)も含めた「総合的な収益」の割合。
★試験では「税金は考慮しないものとする」という一言を見逃さないようにしましょう!
✂️ 利息から引かれる税金の話
👆で「税金は考慮しないものとする」と書きましたが、銀行預金の利息には、一律で20.315%の税金がかかります。
| ・所得税 | 15% |
| ・復興特別所得税 | 0.315% |
| ・住民税 | 5% |
| 合計 | 20.315% |
※「源泉分離課税」といって、銀行が代わりに納めてくれるので、私たちは何もしなくてOK(確定申告も不要!)。
貯蓄型金融商品の種類:一口に「預金」と言っても、出し入れの自由度や金利の決まり方が違います。主な4つの商品を整理しました。
| 商品名 | 特徴・ルール |
|---|---|
| 普通預金 |
・出し入れ自由(決済に使える) ・変動金利 |
| 貯蓄預金 |
・出し入れ自由(でも決済には不可) ・残高によって金利が変わるものが多い |
| 定期預金 |
・預入期間が決まっている ・原則、満期まで引き出せない(固定金利) |
| 期日指定定期 |
・1年経てば、1ヶ月前の通知でいつでも解約OK ・利息は1年複利で増える |
💡 知っておきたい「スーパー定期」
「スーパー定期」という名前、よく聞きますが、これは300万円未満の定期預金のことで、銀行が自由に金利を決められる商品のこと。300万円以上は「スーパー定期300」、1,000万円以上は「大口定期」と呼ばれます。
・「貯蓄預金」は、公共料金の引き落としには使えない!
・「定期預金」を途中で解約すると、約束の金利より低い「期限前解約利率(中途解約利率)」になっちゃう。
💡 私なりの覚え方(お仕事に例えると)
預金の種類を「働く人のスタイル」でイメージしてみました。
-
普通預金:お財布代わりの自由人
いつでも誰でも働ける(引き出せる)。生活を支える一番身近な存在。 -
貯蓄預金:貯金箱専門の職人
お財布(公共料金の引き落としなど)としては使えないけど、貯めることに関してはコツコツ頑張るタイプ。 -
定期預金:契約期間しっかりの正社員
「この期間は働きます」と約束。終わるまで(満期まで)はお休みできないけれど、その分しっかり支えてくれる。 -
期日指定定期:1年経てば融通のきく契約社員
1年頑張れば、「辞めます」と言ってから1ヶ月で卒業できる。ちょっと自由度がある定期。
⑤ 債券:国や会社への「お金の貸し出し」 開く/閉じる ↕
「債券」は、国や企業が「お金を貸してほしい!」という時に発行する借用証書のようなものです。株(仲間になる)とは違い、あくまで「貸し借り」なので、満期が来たらお金が戻ってくるのが基本です。
| 種類 | 発行元(誰にお金を貸す?) |
|---|---|
| 国債 | 国(一番の安心感✨) |
| 地方債 | 地方公共団体(県や市など) |
| 社債 | 一般の事業会社(パン屋さんから大企業まで) |
| 金融債 | 銀行などの金融機関 |
📌 覚えておきたい4つの基本用語
- 償還期限:お金を返してくれる期限(満期)のこと。
- 発行価格:私たちが最初に買う時の金額。
- 額面金額:証書に書かれた金額。満期に戻ってくるのはこの金額。
- 表面利率:額面に対して、毎年定期的にもらえる「お礼(利子)」の割合。
💡 利子の付き方
- 利付債:定期的に利子がもらえ、満期に額面金額が返ってくる
- 割引債:利子はないが、額面より安く買い、満期に額面で返ってくる
💡私なりの 覚え方(利子のつき方)
| 利付債: | コツコツキャッシュバック 定期的に利子が戻ってくる、お楽しみ継続タイプ |
| 割引債: | 見切り品だけど最後は定価扱い 利子はないけど最初から安く買えて、満期に100円で戻るタイプ |
💰 発行価格の呼び方(100円を基準に)
- ✅ パー発行:ちょうど100円で発行
- ✅ アンダーパー発行:100円未満で発行(お買い得!)
- ✅ オーバーパー発行:100円超えで発行(ちょっとお高め)
💡私なりの 覚え方(発行価格の呼び方)
ゴルフのスコア(基準=100円)で考えると一発!⛳️
| パー発行: | ちょうど100円 基準(パー)ぴったりの価格。 |
| アンダーパー: | 100円未満(安い!) 基準より下(アンダー)で買えるお得な状態。 |
| オーバーパー: | 100円超え(高い!) 基準より上(オーバー)のちょっとお高い状態。 |
🌸 主婦目線でチェック!個人向け国債
国が発行する、私たちに一番身近な債券。1万円から買えるのが嬉しい!
| 変動10年 | 世の中の金利に合わせて、もらえる利子も変わる。 |
| 固定5年・3年 | 最初から最後まで金利が変わらない。 |
🌟 ポイント:
元本割れなし!
最低金利0.05%保証。
1年経てば国に買い取ってもらえる(中途換金)ので、急な出費でも安心。
⑥債券:利回り 開く/閉じる ↕
利回りと聞くと難しそうですが、考え方は「1年あたり、トータルで何円儲かるか?」という単純な計算😊
💡 利回りの正体は「2つの合計」
債券で手に入るお金は、2種類あります。
- 利子(クーポン):持っている間、毎年チャリンともらえる「お礼」。
- 売り買いの差額:買った時と、手放した(売った・満期になった)時の「価格の差」。
この「利子 + 差額」の合計が、投資した金額に対して1年あたり何%になるか?を計算したものが「利回り」です。
📝 呼び方が変わるだけ!利回りの種類
「いつ買って、いつ売ったか」で名前が変わりますが、「1年あたりの取り分を出す」というパズルのルールは全部同じです✨
| 名前 | いつ買った? | いつ売った? | イメージ |
|---|---|---|---|
| 応募者利回り | 発行時(新品) | 満期まで | 最初から最後まで完走! |
| 最終利回り | 途中(中古) | 満期まで | 途中で乗って、終点まで。 |
| 所有期間利回り | 発行時 or 途中 | 途中で売却 | 満期を待たずに途中で降りる。 |
✍️ 計算の基本ステップ
試験で計算問題を解くときは、この式をパズルのように当てはめるのがコツです!
どの利回りにも当てはまるように整理しました。
⚠️ 「直接利回り(直利)」には要注意!
直接利回りは、「買った価格に対して、毎年のお小遣い(利子)が何%か」を見るだけの、とってもシンプルな指標です。
- ✅ メリット:計算がすごく簡単!
- ❌ デメリット:「最後にいくらで売れたか(戻ってきたか)」という差額の儲けが含まれていないので、トータルの成績は分からない。
💡 私なりの覚え方(お買い物に例えると)
利回りの違いを「おトクな買い物のしかた」でイメージしてみました。
-
直接利回り:ポイント還元だけ見る買い方
毎年もらえるポイント(利息)だけに注目するスタイル。買った値段そのものが安かったとしても、その「値引き分」までは計算に入れない。 -
最終利回りなど:ポイント+値引きも計算する買い方
毎年のポイントにプラスして、セールで「安く買えた分(値引き=差額の儲け)」まで全部含めて、トータルでいくら浮いたかを計算するしっかり者スタイル。
⑦債券:リスク 開く/閉じる ↕
📈 金利と価格の「逆転現象」
債券で一番大事なのは、世の中の金利と、価格・利回りの「逆転現象」を理解することです。例え話なしで、ロジックを整理してみます!
📉 世の中の金利が「上がった」とき
① 価格が下がる:新しい高金利な債券に負けて、古い債券は人気が落ち、売値が安くなる。
② 差額の儲けが増える:安く買って最後に額面戻ってくるから、その分「差額」のトクが大きくなる。
③ 利回りが上がる:「利子 + 大きくなった差額」を計算するので、トータルの利回りは上がる。
📈 世の中の金利が「下がった」とき
① 価格が上がる:今の低い金利よりも古い債券の方がおトクなので、みんなが欲しがって値上がりする。
② 差額の儲けが減る:高く買って100円戻るから、その分「差額」で損をする(または得が減る)。
③ 利回りが下がる:「利子 + 減ってしまった差額」を計算するので、トータルの利回りは下がる。
📊 信用リスクと格付けの関係
格付けのランクによって、リスクや価格がどう連動するかを整理しました。
| 格付け | 分類 | 信用 リスク |
利回り | 債券価格 |
|---|---|---|---|---|
| AAA | 低 | 低 | 高 | |
| AA | ↑ | ↑ | ↑ | |
| A |
「BBB以上」 投資適格債 |
│ | │ | │ |
| BBB | │ | │ | │ | |
| BB |
「BB以下」 投資不適格債 |
│ | │ | │ |
| B | │ | │ | │ | |
| CCC以下 | ↓ | ↓ | ↓ | |
| D | 高 | 高 | 低 | |
✨ ここが大事!: 安全(信用度が高い)なほど、みんなが欲しがるので価格は高くなり、その分利回りは低くなる。
⑧株式の基本 開く/閉じる ↕
今日から新しいテーマ「株式」に入ります!まずは、株主が持つ「3つの権利」や取引の基本ルール、そして証券取引所の仕組みを、身近な例えを交えてすっきり整理しました😊
💡 株式とは&株主の権利
会社が事業のためにお金(資金)を集めるときに発行する証券が「株式」です。
株を買った人を「株主」と呼び、株主には大切な3つの権利が与えられます✨
| 権利の名前 | 権利の意味 |
|---|---|
| 議決権 | 会社の重要なことに投票できる(経営に参加する権利) |
| 剰余金分配請求権 | 利益が出たらその分配(配当金)をもらえる |
| 残余財産分配請求権 | 会社が解散したとき、残ったお金(財産)をもらえる |
💡 私なりの覚え方(ピザでイメージ♪)
会社 = 1枚の大きなピザ🍕
株 = 切り分けたピザの1ピース
株主とは、ピザをみんなで分けて持っている人たちのこと!そう考えると、3つの権利もイメージしやすいです。
-
議決権 = ピザのトッピング会議に参加できる権利
「次のトッピングはサラミにする?マッシュルームにする?」というお店の会議(株主総会)に出て、投票できる権利です。 -
配当金(剰余金分配請求権) = ピザ屋の売上の一部を分けてもらう権利
お店が大繁盛して利益が出たら、「ピザのピースを持っている割合」に応じて、お礼のお金を分けてもらえる権利です。 -
残余財産分配請求権 = お店が閉店したときの残り売上の分配権
もしお店をたたむ(会社が解散する)ことになったとき、最後に残ったお店のお金をみんなで山分けしてもらう権利です。
💡 株主になると得られる「メリット」
3級のテキストに載っている、株主としての代表的なメリット(権利)は次の4つです。
- 配当金:企業が得た利益の一部を、持っている株の数に応じて分けてもらえるお金です。
- 値上がり益:買ったときよりも株価が上がったタイミングで売却することで得られる、差額の儲けです。
- 株主優待:企業が自社の製品やサービス、割引券などを贈ってくれる日本特有の嬉しいおまけ制度です(※実施していない企業もあります)。
- 議決権:株主総会という会社の会議に参加し、役員の選任や合併などの大切な意思決定に投票できる権利です。
📝 株式の単位(単元株)と、少額で買える裏ワザ
株式を売り買いするときの最低限必要な取引単位のことを「単元株(たんげんかぶ)」といいます。
- 原則として、株式の売買は単元株の整数倍で行われます。
- 現在、日本の株は 1単元=100株 に統一されています。
でも、100株単位だとお金がたくさん必要になってしまいますよね。そこで、単元未満(100株未満)でもコツコツ買える方法が2つあります!✨
📍 100株未満でも買える「るいとう」と「ミニ投資」
-
株式累積投資(るいとう):毎月「決まった金額」で積立!
毎月1万円ずつなど、一定額でコツコツ買っていく方法です。この買い方を「ドル・コスト平均法」と呼びます。 -
株式ミニ投資:通常の10分の1単位(10株)で買う!
1単元(100株)のちょうど「10分の1(10株単位)」という小さなサイズで、株を売り買いする方法です。
🏛️ 証券取引所と、東証の「3つの市場」
私たちが普段、株を安全に売り買いしている場所が「証券取引所」(東京や名古屋など)です。
メインである「東京証券取引所(東証)」には、一般の投資家向けに作られた、特徴の異なる3つの市場区分があります😊
| 市場名 | テキストによる特徴 | 私なりのイメージ例え |
|---|---|---|
| プライム市場 | グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場 | 大企業のエリート組 「安心・実績・ガチ勢」 |
| スタンダード市場 | 公開市場において投資対象として十分な流動性とガバナンス水準を備えた中堅企業向けの市場 | 普通にしっかりしてる中堅企業 「地に足ついた現実派」 |
| グロース市場 | 高い成長可能性のある企業向けの市場 | これから伸びる若手・ベンチャー 「夢はあるけどまだ不安定」 |
💡 これら一般向け市場のほかに、プロ投資家向けの「TOKYO PRO Market」という市場もあります。
⑨株式の取引・株式指標 開く/閉じる ↕
💡 株式の取引
株価とは、株式の値段のこと。市場の需要と供給(買いたい人・売りたい人の数)のバランスで毎日変動しています。
- 買いたい人が多い:株価上昇 ⤴
- 売りたい人が多い:株価下落 ⤵
💡注文方法の種類
🔹指値(さしね)注文:自分で値段を指定する買い方。希望の値段になるまで買えませんが、予算オーバーを防げます。🔹成行(なりゆき)注文:値段を指定せず、市場の成り行きに任せる買い方。すぐに買えますが、思ったより高い値段になっちゃうこともあります。※同時に出た場合は「成行」が優先されます!
💡 相場指標(市場全体のモノサシ)
日本経済全体の株の調子(平均点)はどうかな?と、大きな視点で見るときに使う指標です。
🔹日経平均株価(日経225):東証プライム市場の、日本を代表する225銘柄の株価を平均したもの。一部の超有名大企業の値動きに影響を受けやすい特徴があります。🔹TOPIX(東証株価指数):東証プライム市場の全銘柄を対象とした株価指数。市場全体の規模(時価総額)の動きをまるごと表しやすいのが特徴です。
💡 個別銘柄の指標(お買い得度チェック)
「この会社の株はお買い得かな?」と品定めするための指標です。
🔹 PER(株価収益率) Price Earnings Ratio
株価が、1株当たり利益の何倍かを示す指標。「利益に対して株価が高いか」を見ます。目安は一般的に 15倍です。
【計算式】 PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たり利益
💡 ポイント:高いと「割高」(人気や期待が高い)、低いと「割安」と言われています。
🔹 PBR(株価純資産倍率) Price Book-value Ratio
株価が、1株当たり純資産の何倍かを示す指標。「会社の財産に対して株価が高いか」を見ます。
【計算式】 PBR(倍) = 株価 ÷ 1株当たり純資産
💡 ポイント:1倍未満だと、会社を清算した時に残る価値(解散価値)より株価が安くなっている可能性があります。
🔹 ROE(自己資本利益率) Return On Equity
株主が出資してくれた自己資金を使って、どれだけ上手に利益を上げたか(会社のやりくり上手度)を見る指標です。
【計算式】 ROE(%) = (当期純利益 ÷ 自己資本) × 100
💡 私なりの覚え方
アルファベットの「真ん中の文字」に注目すると一発で覚えられることを発見しました!
- P “E” R: 真ん中が「E」 = り「え」き(利益)で割る!
- P “B” R: 真ん中が「B」 = 「B」ook-value(財産・純資産)で割る!
- R “O” E: 真ん中が「O」 = 「お」財布(自己資本・純資産)で割る!
🔹 配当利回り
買った株価に対して、1年間でもらえる配当金がどれくらいあるか(配当金のお得度)を示す指標です。
【計算式】 配当利回り(%) = (1株当たり配当金 ÷ 株価) × 100
⑩投資信託の基本・仕組み・分類 開く/閉じる ↕
💡 投資信託の基本
投資信託とは、「運用のプロにお任せするお財布」のこと😊
たくさんの人から集めたお金を、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。
- 少額から始められる:まとまったお金がなくても手軽にスタートできます。
- プロに運用を任せられる:難しい専門知識がなくても安心してお任せできます。
- 元本は保証されていない:銀行の預金とは違って、元本が減ってしまうリスクもあります。
⚠️ 元本が保証されない「3つのリスク」
・価格変動リスク:組み入れた株や債券自体の値段が上下するリスクです。
・為替変動リスク:外国の株などで運用する場合、円高や円安の影響を受けるリスクです。
・金利変動リスク:金利が上がると債券の価格が下がる、という金利の波によるリスクです。
💡 投資信託の用語
試験に出る基本用語は、この4つをサクッと覚えておきましょう!
🔹ファンド:投資信託の「愛称」みたいなもの。投資信託の商品を指すことが多いです。「投資信託=ファンド」みたいな感覚でOK!🔹基準価額:投資信託の「お値段」。1口当たりの時価。普通の株で言う「株価」のようなものです。
🔹目論見書(もくろみしょ):ファンドの「説明書(カタログ)」。投資信託を買う前に、必ず投資家に渡される書類です。商品の内容、特色、方針、リスク、手数料、手続きといった大切な情報がすべて書かれています。
🔹運用報告書:投資信託の「成績表」。買った後に、定期的に届く(またはネットで見られる)書類で、運用実績や運用状況などが記載されています。
💡 投資信託のしくみ
投資信託には、主に3つの会社が関わっています。それぞれの役割を整理しましょう。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 委託会社 | 運用を指示する ➔ 「どの株を買う?」を決める「司令塔」 |
| 受託会社 | 資産を保管・管理する ➔ 信託銀行などが担当。「金庫番」。 |
| 販売会社 | 投資信託を販売する ➔ 銀行・証券会社など。投資信託を販売する「窓口」 |
💡 投資信託のコスト
プロにお任せする分、いくつか手数料がかかります。いつ払うのかが大切です。
🔹 購入時手数料 払うとき:買う時 入場料 🎫
🔹 信託報酬(運用管理費用) 払うとき:持っている間ずっと 管理費 🧹
🔹 信託財産留保額 払うとき:売る時 退場料 🚪
💡 投資信託の分類
投資信託は、買うタイミングや中身のルールによって細かくグループ分けされています。
🔹 投資対象による分類
① 公社債投資信託:主に債券で運用する投資信託。 ➔ 比較的安全性が高め。
※主なものにMRFがある。 証券会社の普通預金みたいなもので、いつでも解約できる。
② 株式投資信託:実際は株を組み入れて運用できる投資信託のこと。 ➔ 株式を含むため、値動きは比較的大きい。
🔹 単位型 と 追加型
・単位型(ユニット型):募集期間だけ買える。 ➔ 「期間限定販売」
・追加型(オープン型):いつでも追加購入できる。 ➔ 現在主流。
🔹 解約の可否による分類
・オープンエンド型:いつでも解約できる
・クローズエンド型:解約できない(換金するときは市場で売却)
🔹 運用スタイルの分類
・インデックス運用:日経平均株価やTOPIXなど、指数に連動する運用を目指す。 ➔ 「平均点を目指すタイプ」(手数料が安め)
・アクティブ運用:指数を上回る運用成果を目指す。 ➔ 「平均以上を狙うタイプ」(手数料が高め)
💡 実は、手数料が安い「インデックス」の方が、長期で見ると「アクティブ」より成績が良いことが多いと言われているそうです…!😲
💡 アクティブ運用の2つのスタイル
アクティブ運用には、以下の2つのスタイルがあります。
- トップダウン・アプローチ: まず世界や景気から考える
- ボトムアップ・アプローチ: 会社そのものを細かく見て決める
💡 上場している投資信託
🔹ETF(上場投資信託):証券取引所に上場している投資信託。・株のようにリアルタイムで売買できる
・インデックス型が多い
※イメージ「株っぽく売買できる投資信託」
🔹上場不動産投資信託(J-REIT):投資家から集めたお金で、オフィスビル・マンション・商業施設などの不動産を購入・運用する投資信託。
💡 トータルリターン通知制度
投資信託について、年間の損益をまとめて通知が義務付けられている制度です。
🔹 トータルリターン通知制度のポイント
・どれくらい利益・損失が出たか
・分配金はいくらか
など、年間の損益をまとめて通知してくれます。
💡 ポイント:投資家が「結局どれくらい増えた(減った)か」を分かりやすく確認できます😊
⑪外貨建て金融商品 開く/閉じる ↕
💡 外貨建て金融商品とは?
外貨建て金融商品とは、アメリカの「ドル」、オーストラリアの「ドル」、ユーロ圏の「ユーロ」など、日本の円以外の外国のお金で取引する投資商品のこと。
大きく分けて「外貨預金」「外国債券」「外国投資信託」「外貨建て保険」などがある。
💡 為替レートの基本
ある国の通貨を別の国の通貨に交換(売買)するときの「交換比率(価格)」のこと。テストに出る3つのレートは、銀行側から見た言葉(主語は銀行!)で覚えるのがコツ。
| 為替レート | 内容 |
|---|---|
| TTS (電信売相場) |
銀行が私たちに外貨を「売って(Sell)」くれるときのレート。私たちが「円をドルに換えたいな」というときに使う。 |
| TTB (電信買相場) |
銀行が私たちの外貨を「買って(Buy)」くれるときのレート。私たちが「ドルを円に戻したいな」というときに使う。 |
| TTM (電信仲値相場) |
取引の基準となるレート。TTSとTTBのちょうど真ん中の値(コストが含まれていない素のお値段)。 |
💡 為替リスク(為替差損益)
外貨投資で一番ドキドキするのが、円高や円安による影響。
🔹 為替差益(儲かるとき) ➔ 円安になると得!
例えば、1ドル=100円のときに買ったドルを、1ドル=120円の円安のときに円に戻すと、差額の20円が儲かることになる。
⚠️ 為替差損(損するとき) ➔ 円高になると損!
例えば、1ドル=100円で買ったのに、1ドル=90円の円高になってしまうと、差額の10円を損してしまう。
💡 主な外貨建て金融商品の特徴
🔹 外貨預金
日本の銀行にお感を預けるのと同じように、外国のお金で預金すること。
・日本の預金よりも金利が高いことが多いのが大きな魅力!
・ただし預金保険制度の対象外なので、日本の預金保険制度(ペイオフ)では保護されないから注意が必要。
🔹 外国債券
国や外国の企業にお金を貸して、利息をもらう仕組み(債券)の外貨版。主に2つのタイプがある。
・利付債:定期的に利息(クーポン)がもらえて、満期になったらお金が戻ってくるタイプ。
・ゼロクーポン債(割引債):利息は途中でもらえない代わりに、最初からガツンと安い値段で買って、満期になったら額面通りのお金が戻ってくるタイプ。
🔹 外貨建てMMF(マネーマーケットファンド)
比較的安全性が高い短期の金融商品で運用する投資信託のこと。イメージは「外貨の普通預金」みたいな感覚!
・売買手数料はかからないのが嬉しいポイント。
・いつでもペナルティなしで換金できる。
💡 税金についてのルール
外貨投資で儲かったときにかかる税金のルール。どこに分類されるかが試験の重要ポイント。
💰 外貨建て商品の税金の仕組み
- 利息や利子:日本の預金と同じで、一律で20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金が最初から引かれる(源泉分離課税)。
- 為替差益(為替で儲かった分):これは「雑所得」というグループになって、他のお給料などと合わせて税金を計算するルール(総合課税)になる。
- 外貨建てMMFで出た差益は「譲渡所得」として申告分離課税の対象になる。
⑫金融商品と税金 開く/閉じる ↕
💡 預貯金と税金
私たちが普段使っている銀行の普通預金や定期預金、そして外貨預金の「利子」には、原則として税金がかかります。
受け取る時点で税金が自動的に差し引かれる「源泉分離課税」という仕組みなので、原則として自分で確定申告をする必要はありません。
💰 預貯金の税率(合計 20.315%)
- 所得税:15%
- 復興特別所得税:0.315%
- 住民税:5%
💡 証券会社の口座の種類と違い
債券や株式、投資信託を買うときは証券会社に口座を作りますが、種類によって「確定申告」や「扶養」に関するルールが変わるので注意が必要です。
| 口座の種類 | 年間取引報告書 | 源泉徴収 | 確定申告 | 扶養外れリスク |
|---|---|---|---|---|
| 特定口座 (源泉徴収あり) |
◯ 証券会社が作成 |
◯ 自動で納税 |
不要 | なし |
| 特定口座 (源泉徴収なし) |
◯ 証券会社が作成 |
✕ | 必要 | 利益額により有 |
| 一般口座 | ✕ 自分で計算 |
✕ | 必要 | 利益額により有 |
| NISA口座 | ✕ 不要 |
✕ そもそも非課税 |
不要 | なし |
💡 債券・株式・投資信託の税金一覧
それぞれの投資で利益が出たとき、何の所得になって、どんな課税ルールになるのかのまとめです。
| 投資の種類 | もらえるお金 | 所得の分類 | 税率 | プチ知識・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 債券 (国債・社債) |
利子 (持っている間) |
利子所得 | 20.315% | 申告分離課税。源泉徴収だけで終わらせることも可能。 |
| 外貨差益・償還差益 (売った・満期) |
譲渡所得 | 20.315% | 申告分離課税となる。 | |
| 株式 (上場株式) |
配当金 (持っている間) |
配当所得 | 20.315% | 申告分離課税ですが、確定申告で「総合課税」を選ぶと税金の一部が戻る「配当控除」が使えることも! |
| 譲渡益 (値上がりして売った) |
譲渡所得 | 20.315% | 申告分離課税となります。 | |
| 投資信託 (公募株式投信) |
普通分配金 (持っている間) |
配当所得 | 20.315% | 自分の元本が戻ってきただけの「元本払戻金(特別分配金)」は非課税になるのが重要! |
| 譲渡益・解約益 (途中で売った) |
譲渡所得 | 20.315% | 申告分離課税となる。 |
💡 投資信託の「2つの分配金」の違い
ここが試験でもひっかけ問題としてよーーく出される、要注意ポイントらしい!
🔹 普通分配金 ➔ 【課税 20.315%】
投資信託が値上がりして、「ちゃんと儲かった利益」の中から出してくれるお小遣いのこと。これは文句なしで税金がかかります。
✨ 元本払戻金(特別分配金) ➔ 【非課税】
投資信託があまり値上がりしていなくて、「自分が最初に預けたお金(元本)」を一部切り崩して、手元に返してきただけのお金。自分の貯金を下ろしただけのようなものので、税金はかかりません!
💡 NISA(少額投資非課税制度)
一定額までの投資で得た利益(配当金・分配金・売却益など)が、まるまる非課税になる神制度です。
🔹 新NISAの特徴まとめ
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間の投資上限額 | 120万円まで | 240万円まで |
| 2つの枠の合計金額 | 年間 最大360万円まで | |
| 一生の投資上限額 | 1人あたり 総額1,800万円まで (うち成長投資枠は1,200万円まで) |
|
| 非課税期間 | 無期限(一生ずっと税金ゼロ!) | |
| 投資できる商品 | 国が認めた、長期・積立・分散投資に適した投資信託のみ | 上場株式、投資信託、ETFなど (幅広く選べる) |
| 口座を開設できる人 | 日本に住む18歳以上の人 | |
| 売却したときの枠 | 商品を売ると、買った時の値段(簿価)の枠が翌年に復活して再利用できる! | |
※2024年からの新NISA制度に基づいた内容です。
⑬ポートフォリオとデリバティブ取引 開く/閉じる ↕
💡 ポートフォリオ運用の基本
ポートフォリオとは、所有する資産の組み合わせのこと。
複数の資産に分けて投資することでリスクを減らす方法を「ポートフォリオ運用(分散投資)」と呼ぶ。株式・債券・預金など、異なる値動きをする商品に分けて投資するのが鉄則と言われている。
🥚 超有名格言「卵は1つのカゴに盛るな」
冷蔵庫の卵を1つのカゴだけにまとめて入れておくと、そのカゴを落としたら全部割れて終わってしまう。でも、いくつかのカゴに分けて置いておけば、1カゴ落としても他の卵は無事で被害が少なくて済む、という大原則。
また、似た言葉で「アセットアロケーション」がある。これは投資資金を国内株式、国内債券、海外債券、不動産などの複数の異なる資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用することを指す。
💡 期待収益率の計算
ポートフォリオ全体の期待収益率は、それぞれの資産の収益率を、投資割合で「加重平均」して計算する。計算方法はとてもシンプルで、それぞれの「予想投資収益率 × 投資割合」を出し、それを足し合わせるだけでOK。
💡 リスク低減効果と相関係数
投資においてのリスクとは「不確実性(ブレ幅)」のことをいう。損することだけでなく、予想より大きな利益が出ることもリスクに含まれる。
2つの資産の値動きの連動性を表す数を「相関係数」といい、-1 から +1 の間で表される。試験に出る重要ポイントをまとめた。
| 相関係数 | 値動きの連動性 | リスク低減効果 |
|---|---|---|
| +1 | まったく同じ値動きをする | 効果なし(分散する意味がない) |
| 0 | お互いの値動きにまったく関係がない | 効果あり |
| -1 | 真逆の値動きをする | リスクを一番抑えられる! |
※相関係数が「-1」に近づくほどリスク低減効果が高くなる。また、「+1以外」であれば多かれ少なかれリスクを抑える効果がある、という点が試験の引っかけ対策として重要。
💡 デリバティブ取引(金融派生商品)とは
株式や債券などの元の金融商品から派生して生まれた、少し特殊な取引のこと。主に価格変動によるリスクを避ける(ヘッジする)ために使われる。代表的な2つの取引のイメージをまとめた。
❇️ 先物(さきもの)取引 ➔ 【買う・売る「義務」がある】
将来の特定の日に、あらかじめ決めた価格で「買う」または「売る」ことを約束する取引。価格が上がっても下がっても、約束した価格で取引しなければならない義務が生じる。
「来月、お米が値上がりしそう」と思い、お店に「今の3,600円で来月も売って!」と予約。
来月5,000円に値上がりしても3,600円で買えるのでおトク✨
反対に、2,500円に値下がりしても3,600円で買うことになるため「予約しなきゃよかった…」となるリスクもある。
❇️ オプション取引 ➔ 【売買する「権利」の取引(放棄OK)】
将来の特定の日に、あらかじめ決めた価格で「買う権利」や「売る権利」を売買する取引。先物と違ってあくまで「権利」なので、自分に不利になったら権利を放棄してもいいのが特徴。
大人気の限定バッグ(2万円)を買うための「整理券」を3,000円で購入。
来月バッグがプレミア化して10万円になっても、整理券があるので2万円で買える!
逆にバッグが不人気で1万円に値下がりした時は「整理券を捨てる(放棄する)」ことができる。
この場合、損するのは最初に払った整理券代(3,000円)だけで済む。
💡 オプションの種類と覚え方
オプション取引で売買される権利には2つの種類がある。ここは試験で逆になって出やすい鬼門ポイント!
- コール・オプション:買う権利のこと
- プット・オプション:売る権利のこと
✨ 絶対忘れない覚え方
- コール(call):店員を「呼ぶ」 ➔ 買う権利
- プット(put):そこに荷物を「置く」 ➔ 売る権利
最終更新:2026年5月28日
💡 のんびりお勉強メモ:
このノートは管理人の個人用の学習ログです。できる限り正しい情報を心がけていますが正確性を保証するものではありません。大切なご判断はご自身で慎重にお願いいたします😊(詳しくは まとめページの免責事項 をご覧ください🍀)
【参考文献・資料】
・『みんなが欲しかった! FPの教科書 3級』(TAC出版)
・日本FP協会 公式サイト(https://www.jafp.or.jp/)
・財務省「個人向け国債」ページ
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