[うさぎの斜頸] 知っておきたい「3つの主な原因」とケア。りらの看病で気づいたこと。

アイキャッチ:うさぎの斜頸について

📢 もし斜頸に気づいたら…一刻も早く病院へ!

エンセファリトゾーン症などの場合、初期の対応次第でその後の経過が大きく左右されます。どれだけ早く対処を始めるかで、後遺症の重さが変わってくるんです。

ですから、もしたった今「斜頸」でどうすべきか悩んでこのページに辿り着いた方がいらっしゃれば、この下を読むのは後回しにして、まずはすぐに病院へ連れて行ってあげてくださいね。



今回の記事は、わが家の愛うさぎ「りら」が発症してしまった「斜頸(しゃけい)」について、獣医さんに聞いたことや自分で調べたことをまとめてみました。

りらは1年前に乳腺腫瘍が見つかり、悪性の可能性が高いと言われてきました。何が起きてもおかしくないという覚悟はしていましたが、今回の斜頸は本当に突然で…。知識としては知っていても、いざ自分の子がそうなると、胸が締め付けられる思いでした。同じように悩むどなたかのお役に立てればと思い、記録を残します。
(腫瘍はどうやら良性だったようです)

まず、うちのりらが病院に行こうとなった症状の最初の様子です。


この「斜頸」、実はその原因はいくつか考えられます。
その主な3つの原因と、共通して大切にしたいケアについてお話しします。


🐰 斜頸を引き起こす「3つの主な原因」

斜頸は、体のバランスを司る「神経」のどこかにトラブルが起きることで起こります。主な原因は、大きく分けて3つあるそうです。

  • エンセファリトゾーン(E.c)症:寄生虫が脳や神経に炎症を起こすものです。うさぎさんの斜頸の原因として非常に多く、免疫力の低下や高齢がきっかけで発症すると言われています。実は日本のうさぎさんの60%以上がすでに感染(不顕性感染)しているのだとか。
  • 脳疾患(脳梗塞・脳腫瘍など):人間と同じように、うさぎさんも脳の血管が詰まったり、腫瘍ができたりすることもあります。高齢うさぎさんの場合は、こちらの可能性も考えられるそうです。
  • 耳の病気(内耳炎・中耳炎):耳の奥にあるバランスを保つ器官が、細菌感染などで炎症を起こすケースです。

これらが原因で、平衡感覚を司る「前庭」という場所に障害が起きている状態なんです。主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 斜頸(首が傾いてしまう)
  • 眼振(目が左右に細かく揺れる)
  • 歩行困難・転倒
  • 旋回運動(まっすぐ歩けずグルグル回る)
  • ローリング(起き上がれずゴロゴロと回転し続ける)
  • 食欲不振

りらの場合は、ローリング以外のすべての症状が出ていました。

(このイラストはGeminiによって作成されました)

りらの旋回運動。本人はまっすぐ行きたいんだと思います。なのに、ぐるぐる回っちゃうんですよね。



🌊 うさぎさんは「激しい乗り物酔い」の中にいます

この症状のうさぎさんの状態は、例えるなら「ものすごい激しい乗り物酔い」の真っ只中にいるようなものだそうです。

  • 🌀 目が細かく揺れ続ける(眼振)
  • 🌀 景色が回って、まっすぐ立てない
  • 🌀 気持ちが悪くて、何も食べられない

飼い主も「どうして首が曲がっちゃったの?」と悲しくなりますが、うさぎさんは今、必死に回る世界と戦っています。まずはうさぎさんのその気持ちを理解してあげることが何より大切だと感じました。


(このイラストはGeminiによって作成されました)

原因が何であれ、まずはダメージを最小限にするための早期治療が鉄則です。りらは原因の特定が難しかったので、主治医は原因となる可能性を全部カバーする投薬をしてくださいました。


🏠 お家でのサポートと工夫

お家では「安心できる環境づくり」をしてあげましょう。

📍 狭い安心空間とバリアフリー

転んでも怪我をしないよう床を柔らかくし、クッション等で体を支えてあげます。うちはバスタオルを使いました。

ケージ内の工夫:初期
ケージ内の工夫:翌日

最初は身動きが取れないほど狭くし、落ち着いてきたら少し広げるなど、様子を見て調整します。

📍 水分とご飯の介助

首が傾いていると水が飲みにくいので、給水器の位置を下げたり、お皿に変えるなどの工夫を。そして何より大切なのが「食べさせ続けること」です。

うさぎさんは12時間食べないと、胃腸の機能が急激に低下し、命に関わります。「乗り物酔いで辛い時に強制給餌なんて……」と飼い主も辛くなりますが、ここが正念場。ペレットをふやかして、シリンジで少しずつ口の横から入れてあげてください。

こういったものもあります。うちも急いでネット購入しましたが、もしものために1袋常備しておくのもいいのかもしれないです。

📍 暗く静かな環境

光や物音などの刺激がめまいなどを増幅させることがあるので、薄暗く静かな環境で安静にさせてあげましょう。

💡りらの実体験から学んだ「刺激」のこと

実は今回、りらを看ていて気づいたことがありました。夜は自力で食べられるのに、朝から夕方にかけては食欲が落ちて強制給餌が必要になる……。

朝、部屋の電気をつけ、ペレットが少しでも減っているので、食べれたね~とケージから出してあげて、「少しでも動いた方がいいかな」歩く補助をしてあげていたのですが、どうやらそれが逆効果だったようです。

  • 急に明るくなることで、脳への視覚情報が増える
  • 眼振で世界が揺れている中、景色が動く

これだけで、人間でもひどい乗り物酔い状態になりますよね💦「暗く静かな環境で安静」は、ただ寝かせておくという意味ではなく、脳への刺激をシャットアウトしてあげることなんだと痛感しました。



りらは発症してまだ3日目。11歳10か月という高齢おばあちゃんですが、一生懸命頑張っています。斜頸は完治することもあれば、傾きが残ることもあります。でも、傾いたままでも順応して元気に過ごしている子はたくさんいるそうです。

その子にとって一番心地よい過ごし方を、一緒に探してあげたいですね。
これからもわが家のりらの闘病記を綴っていきます。今、同じ不安の中にいる方のお役に立てますように。


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